昭和の懐メロ。人気ランキング
多くの方が「懐メロ」と聞いて思い浮かべるのは昭和時代の名曲たちではないでしょうか?
耳になじみやすいメロディと心に染み入るような歌詞の組み合わせには、年号が変わった現在でもやはり感動させられるんですよね。
この記事では、とくに60年代から80年代の楽曲を中心に昭和の懐メロをランキング形式で紹介していきます。
誰もが知る曲から、知る人ぞ知る懐かしい名曲まで幅広くランクインしました。
この機会にあらためて日本の名曲たちをじっくりと聴いてみてください。
昭和の懐メロ。人気ランキング
東京ラプソディー藤山一郎
戦前の昭和歌謡を象徴する代表曲のひとつで、藤山一郎さんの艶やかな歌声によって1936年に発売されました。
タイトルにカタカナが含まれているところからも華々しく、モダンなイメージを感じますよね。
歌詞には「パラダイス」や「ジャズ」といった言葉も並び、銀座や神田、浅草、新宿といった東京を代表する繁華街も登場。
銀座のティールーム、ジャズの浅草など、ときめく都会を感じさせるふくよかな歌詞が楽しいので、当時の東京に思いをはせながら聴いてみてください!
(日和)
難破船中森明菜
胸を締め付ける失恋のさみしい感情を、必死に忘れようとする姿が描かれた、中森明菜さんの楽曲です。
加藤登紀子さんの楽曲のカバーで、加藤さん本人から、中森さんに歌ってほしいとリクエストがあったというエピソードも印象的です。
失恋の痛みや、沈んだ心を表現したような重いサウンドに、中森さんの力強い歌声が重なることで、必死に前に向かおうとする姿がイメージされます。
別れたことに対して後悔が内容に、気持ちを切り替えようとする様子、未来へ向かっていこうとする力強い意志が感じられる楽曲です。
(河童巻き)
萠黄色のスナップ安全地帯
昭和を彩る名曲『萠黄色のスナップ』は、安全地帯のメジャーデビューを飾る楽曲として、1982年2月25日にリリースされました。
この曲に込められた玉置浩二さんの繊細で芯のある作詞作曲の才能は、安全地帯の多様な音楽性の土台となりました。
そして、春の訪れを告げるような透明感あふれるメロディは、今聴いても新鮮な気持ちにさせてくれるんですよね!
春の風景を描いた美しい歌詞にも注目しながら、ぜひじっくりとお聴きください。
みかんの花咲く丘川田正子
戦後から1年が過ぎた昭和24年の8月25日に発表され、戦後に発表された童謡としては最もヒットした曲と言われるほどの人気を誇るのが『みかんの花咲く丘』です。
みかんと言えば冬の果物というイメージですが、みかんの花が開花する時期は5月ということで、みかんの花に着目したこちらの『みかんの花咲く丘』は、まさに春の童謡なのですね。
音楽雑誌『ミュージック・ライフ』編集長の加藤省吾さんが作詞を務め、作曲は海沼實さんが担当。
歌唱を担ったのは、童謡歌手として絶大的な人気を誇った当時12歳の川田正子さんです。
川田さんが出演するラジオ向けの曲として誕生したのですが、何と楽曲が完成したのは放送が行われる前日だったというのですからすごいですよね。
加藤さんの出身地でもある静岡県には複数の歌碑も存在していますから、この曲のバックグラウンドを深く知りたい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
(KOH-1)
春の悲歌東海林太郎
とてもシンプルな歌詞で、タイトルの響きも美しい『春の悲歌(エレジー)』。
大好きな「君」を乗せて、馬車が行ってしまう峠道。
もう帰ってこないことを知りながら、悲しみに暮れている様子が目に浮かびます。
馬車が行ってしまったのは、山花が美しく咲きこぼれる春だったのでしょうか。
決してかなわない淡い恋心が、切なくも尊いイメージを残すのは、日本独特の季節の香りや文化を感じ取れるからかもしれませんね。
ロイド眼鏡に燕尾服を着用し、直立不動で歌うスタイルが特徴的だったという東海林太郎さんのたたずまいも、昭和の紳士を感じさせてすてきですよ。
(日和)
フレンズREBECCA
再結成してほしいバンドランキングの常に上位にいるREBECCAの大ヒット曲。
1985年のリリースも、ラジオにテレビコマーシャルと、常にどこかで耳にしているような感覚があります。
「時とともに変わってゆく友達をどこか寂しく感じた」風の歌詞は青春をおう歌する若者にドストレートな内容。
何といってもその切ない歌詞を歌いこなすボーカル・NOKKOの日本人離れした「これぞシンガー!!」と思わせる歌声にみんな一瞬でとりことなりました。
「少女たちよ立ち上がれ!」とする両A面『ガールズブラボー!』も大好きでした!
未聴の方はぜひ!
(瀧乃涙pin句)