昭和の懐メロ。人気ランキング
多くの方が「懐メロ」と聞いて思い浮かべるのは昭和時代の名曲たちではないでしょうか?
耳になじみやすいメロディと心に染み入るような歌詞の組み合わせには、年号が変わった現在でもやはり感動させられるんですよね。
この記事では、とくに60年代から80年代の楽曲を中心に昭和の懐メロをランキング形式で紹介していきます。
誰もが知る曲から、知る人ぞ知る懐かしい名曲まで幅広くランクインしました。
この機会にあらためて日本の名曲たちをじっくりと聴いてみてください。
昭和の懐メロ。人気ランキング
春の予感 -I’ve been mellow南沙織
春の訪れとともに心が弾むような、南沙織さんによる『春の予感 -I’ve been mellow』。
1978年にリリースされたこの曲は、穏やかな春の陽気を思わせます。
尾崎亜美さんの作詞作曲によるこの曲は、春特有の少し浮ついた空気感を表現しており、南さんの透明感あふれる歌声がその雰囲気をさらに高めています。
ふわりと心が躍る、そんな春にぴったりの名曲です。
南さんの清らかなボーカルとそれを包み込む優しい旋律に耳を傾けると、心に染み入るひとときを過ごせるでしょう。
白薔薇は咲けど藤山一郎
テンポの良い曲調と、歌詞に見られるハイカラな単語が当時の流行歌『白薔薇は咲けど』は、古賀政男さん作曲、佐藤惣之助さん作詞のヒット曲です。
昭和12年に公開された映画『白薔薇は咲けど』の主題歌で、歌うのは『青い山脈』で有名な藤山一郎さん。
朗々としたクラシック仕込みの歌唱が魅力です。
藤山一郎さんは東京音楽大学を主席で卒業し、のちに多くの大ヒットを飛ばす日本の国民的歌手となりました。
映画の内容に沿ったような、淡い恋心をリズミカルに歌った当時の大衆歌謡で、多くの人に愛されました。
(にっき)
青い珊瑚礁松田聖子
1980年にリリースされた松田聖子さんの初期の代表曲ともいわれる楽曲、2021年のデビュー記念日には『青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~』としてセルフカバーもリリースされました。
タイトルからも伝わってくるように、夏の風景と高揚感を感じられるさわやかな雰囲気が魅力ではないでしょうか。
夏のさわやかな暑さに浮かれる姿、恋心をまっすぐに伝えようとする前向きな様子に、かわいらしさが感じられますね。
恋に対してポジティブな内容で、気持ちの盛り上がりの表現から、壮大で明るい空気感をイメージさせる楽曲です。
(河童巻き)
アコーデオンの春中野忠晴
中野忠晴さんの『アコーデオンの春』は、昭和初期の歌謡曲の伝統を感じさせる素晴らしい選曲です。
2021年7月28日に発売されたアルバム『音故知新 昭和の名歌手 中野忠晴』にも収録されている本作。
海外のの軽音楽風の旋律が特徴で、その牧歌的な雰囲気は、多くの春の日々を通り抜けてきたような趣深さを持っています。
やわらかな春の日差しの下、新しい季節の訪れを感じながらお楽しみいただきたいですね。
My Revolution渡辺美里
まさにJ-POP応援歌の中でも特に有名なヒット曲であり、渡辺美里さんの代表曲の1つとしても知られている『My Revolution』。
1986年にシングル曲としてリリースされてオリコンチャートで1位を記録、第28回日本レコード大賞で金賞を受賞するなど高い評価を受け、80年代ヒット曲の1つとして多くの方が思う浮かぶであろう名曲ですよね。
当時19歳だった渡辺さんの真っすぐな歌声、作詞家の川村真澄さんが紡ぐ言葉の持つ力を改めて感じさせる素晴らしい歌詞は、一歩踏み出す勇気を与えてくれます。
実はこの曲、作曲を務めたのはあの小室哲哉さん。
当時はTMネットワークとして活躍していましたが、世間的にはそこまで知られていない存在だったのですね。
この楽曲のヒットをきっかけとして、小室さんの売れっ子ソングライターとしての才能が開花したといっても過言ではないでしょう。
さらに言えば、編曲には斬新なアイデアでJ-POPを深化させて多くのヒット曲を世に送り出した大村雅朗さんが手掛けています。
誰か1人でも欠けたらおそらくこの名曲が生まれることはなかっただろう、と考えると実に興味深いですよね。
(KOH-1)
月のあかり桑名正博
唯一無二のダンディなルックスで人気を獲得したミュージシャン・桑名正博さん。
いくつもの映画やドラマに出演したことでも知られていますね。
彼の楽曲のなかでもノスタルジックな魅力が詰まっているのは1978年にリリースされた『月のあかり』です。
彼の代表曲の一つとしても知られており、時代をこえて多くの人から愛され続けています。
哀愁を感じさせるアコースティックギターの音色が心に響くでしょう。
彼の語りかけるような歌声に一度耳を傾けてみてください。
(無糖)